田舎の組み込みプログラマーがわざわざ趣味でも色々開発してみようとあがく様を綴るブログです。
DMM.makeのクリエイターズマーケットに出品しています。
近況 ― 2022年12月03日
ずっと放置していましたが、最近はこんなことをしています。
タミヤの新旧ラリーマシンXV-01とXV-02を対決させて、両方を速くしつつ操縦者の腕も磨いていこうという企画です。
この企画でYouTubeのチャンネルを育てると共に、今後開発するパーツの評価と宣伝にも利用する考えです
Mシャーシにタムテックギアのタイヤを(出品停止中) ― 2022年04月12日
DMM.makeのショップに新商品を追加しました。
その名も「Mシャーシにタムテックギアのタイヤを履かせるホイール」です。
※現在改良のため、出品を一時停止しています。
名前通りの商品ですがなぜそんな物を作ったかと言うと、Mシャーシ用のラリーブロックタイヤの幅が広すぎるように感じるため、もっと細いタイヤを着けてみたかったからです。
実際、上の写真のようになかなかいい感じだと思います。
(ボディがボロボロなのはスルーでお願いします)
走りも上々で、ホイールの剛性や耐衝撃性も特に問題はないと思います。
少々お高くて申し訳ありませんが、出来たてほやほやですので、人と違うものが欲しい人には特におすすめです。
Mシャーシ(M-05)用 ボディポストメンバー発売 ― 2021年08月24日
DMM.makeクリエイターズマーケットにてMシャーシ用ボディポストメンバーを発売中です。
M-05のボディポストはかなり柔らかいため、背の高いボディでラリー走行をするとみていて分かるくらいにボディが揺れてしまいます。
そこで、ボディポストを強化するためのボディポストメンバーを作りました。
高さが4種類あり、お好みでお選びいただけます。
M-05のボディの揺れにお悩みの方、ぜひお試しください。
XV-01 ステアリング予備穴カバー 出品しました ― 2021年05月15日
本日、DMM.makeクリエイターズマーケットに新商品を出品しました。
「XV-01 ステアリング予備穴カバー」というタミヤのXV-01用のパーツです。
XV-01はステアリングワイパーの取り付け位置を二カ所の中なら選べるのですが、形状的にそこから異物が侵入しやすく、異物が入るとベアリングに擦り付けられるような構造となってしまっていす。
そのため、ダートで走らせるならぜひカバーしておきたい部分です。
穴を塞ぐだけですので方法は色々あると思いますが、元々ある固定ビスで共締めする方法が信頼性が高いのではないかと思います。
そこでご提案したいのが今回のパーツというわけです。
・XV-01 ステアリング予備穴カバー
値段を見て驚かれる方もいらっしゃると思いますが、3Dプリンタでの製作物はこのくらいはするものだとご理解いただけると幸いです。
DMM.meke クリエイターズマーケットには他にもRC関連のパーツが多数出品されていますので、興味を持たれた方は是非ご覧ください。
旧車の部品を作っている方もいますので、いい発見があるかもしれません。
トライデント開発室について ― 2021年05月03日
トライデント開発室は、組み込みプログラマが自宅でも色々作ってみたくなり、備忘録およびモチベーション維持のために公開したものです。
途中で頓挫してしまって長期間放置しましたが、あらためて現状と今後のプランについて表明いたします。
開発スタンス
基本、自分が欲しい物、使う物を開発します。
現状はラジコン関係の物ばかりになると思いますが、その中で、3Dプリンタで造形し、一般性がありそうな物はDMM.make クリエイターズマーケットに出品します。
電子回路を伴う物は、ハードは趣味レベル以下なこともあり販売できるとは思っていません。
委託開発については・・・需要ないですよね。
成果物
ハイト・ガイダー
ラリーカー用の車高ゲージが欲しくて作りました。
クリエイターズマーケットに出品中です。
ラップユーガー
タイムを読み上げてくれるラップカウンターです。
ラジコンをサーキットで走らせるなら、今のラップが何秒だったかというのは誰しもが知りたいことだと思いますが、タイムを読み上げてくれる人がいるかそういう設備があるところでないと難しいですよね。
読み上げ式のラップカウンターがあれば、1人の時でもどんな場所でもタイムが分かって練習が捗るというわけです。
実際かなり効果を実感できていまして、録画用に表示部を追加したType.2とサーキットで使うためのType.3を計画中です。
実は数年前に試作タイプをサーキットに持ち込んだのですが、周囲の方には迷惑だったかもしれないのと、遅いタイムが大声で読み上げられるのがちょっとアレだったので・・・。
Bluetoothヘッドホンを使ってもみましたが、プロポの電波に負けてしまってダメでしたし、逆にプロポの電波にも悪影響があるかもしれないと考えて即ボツにしました。
なので、コースに置く計測部とタイムを読み上げる発声部を分離し、通信はサブギガでというのが今のところの案です。
開発中または開発予定の物
ランチア ストラトス
ずっと昔に買ったボディのために、ワンオフでシャーシを開発中です。
このボディが普通に手に入った頃からの企画ですので、もう何年越しになるのでしょう。
今度こそ頓挫せずに完成させようと、別ブログで週間企画として連載中です。
M-05用チューニングパーツ
ランチア ストラトス開発の参考にとM-05を購入しました。
決して部品取り用ではありません。
せっかくですので、こちらもチューニングパーツを開発して楽しもうと考えています。
XV-01用チューニングパーツ
本当はこれを真っ先にやりたかったんですが、開発用の車体が手に入らなかったもので。
ランチアストラトスが完成したらそちらを練習用に回して、今練習用に使っているXV-01を開発用にするという手もありますが・・・。
XV-01も全く手に入らないわけではないらしく、また、そもそもM-05を組み立てて練習用にするのが一番てっとり早そうですが、そうなるとランチアストラトスの完成が遠のいてしまいますので、現状維持です。
コーナーウエイトゲージ
市販品が出る前から考えていたので意地になって・・・というわけでもなく、単に自分が欲しい機能が欲しいからです。
頓挫していた大きな理由はR8Cマイコンを使う事にこだわっていたことと表示部をどうするかという問題だったんですが、もうM5stackでやってしまおうかなと思っています。
しかし、本格的にRL78マイコンに乗り換えようと考えていまして、加えて秋月電子にちょうど良さげなタッチパネル付液晶が出たこともあり、どちらが早く完成させられるのかと思案中です。
RL78用基本システム
R8Cを使っていたのは、会社で使っていて気に入っていたからです。
元々は三菱の740コアマイコンを使っていたんですが、それが廃版になったためにR8Cに移行し、今またR8Cが廃版になるからRL78に移行しろと言われているわけです。
740からある構造化アセンブラが秀逸で、これを使ったこだわりの状態遷移システムを作っていたので移行できずにいましたが、最近になってようやくC言語でも行けそうな目処が立ったので重い腰を上げた次第です。
そんなわけで
高さ計測お助けツール「ハイト・ガイダー」 ― 2021年04月27日
DMM.make クリエイターズマーケット出品第1号、「ハイト・ガイダー」のご紹介です。
最近1/10スケールのラリーカーのラジコンにハマっているんですが、ラリーカーは車高が高いため、オンロードサーキット車用の車高ゲージが使えません。
そんなわけで作ってみたのがこれです。
市販のスケールを使い、目盛りの造形をしなくて済まそうという魂胆です。
実際に使ってみた様子がこちら。
十分実用になると思います。
更に、リバウンド調整の助けとなるよう、ネジをつけられるようにしてみました。
車高はプレートで合わせ、リバウンドはネジで合わせます。
ねじ穴は4カ所用意してありますので、色々便利に使えるのではないかと思います。
以上、簡単ですが、トライデント開発室初の商品のご紹介でした。しゃべるラップカウンター「ラップユーガー」爆誕 ― 2021年03月14日
構想を始めてから4年ほど経ってしまいましたが、ようやくしゃべるラップカウンターが完成しました。
名前は「ラップユーガーType.1」です。
”ユーガー”は土佐弁の「言うがぁ」から来ていまして、要するにラップを言ってくれるヤツということです。
概要
ラップユーガーは、いにしえのパーソナルラップカウンター「測るんジャー」のポンダーを使ったラップ読み上げガジェットです。
読み上げには「ゆっくりボイス」でお馴染みの AquesTalk の IC タイプを使っています。
Type.1はただラップを読み上げるだけで記録機能などはありません。もっと高機能な物も考えてはいますが、次はコーナーウエイトゲージを作りたいので後回しです。
デバッグ風景
使用しているマイコンはルネサスのR8C。デバッグにはE1エミュレータを使っています。
AquesTalk との接続は一番シンプルな UART です。
UART 接続では、AquesTalkのリセット解除後にマイコンから"?"を送るとAquesTalkがマイコン側のボーレートに合わせてくれます。
このボーレートの自動設定機能はリセット解除後とスリープ解除後に有効になっていて、それ以外の場合に"?"を送信するとそれ以降は発声してくれなくなりま す。
デバッガでソフトを実行していてソフトをリセットした場合にこの状態になって不便なのですが、SLEEP端子をマイコンのポートに接続しておくことで解決できます。
マイコンの立ち上がり時にSLEEPをLow(負論理)にしておき、SLEEPをHighにした後で"?"を送信するようにしておけばOKです。
目的が時間のカウントですので、クロックは外付けのクリスタルオシレータを使っています。
クロックがどの程度正確なのかを調べるため、タイマーで1msecカウントする毎に出力ポートを反転する設定にしてオシロで計測してみました。
半周期が1msecですので500Hzになっていて欲しいところでして、500.00xxxはかなりいい感じだと思います。
ただ、温度補償のないオシレータですので現場で使うとどうなるかは分かりませんが。
その他
ケースの穴開け加工用に3Dプリンタでテンプレートを作ってみました。これをガイドにして下穴を開け、それから本加工しましたが、かなり効率よく作業ができました。
電源にはLi-Poバッテリーを使い、USBで充電が出来るようにしました。この部分は市販のモジュールを使いましたが、ケースの次にコストがかかっている部分でもあります。
充電中はインジケーターの明かりが背面パネルから透けて見えるんですが、明るいところでは分からないと思います。
そんなこんなでようやくラップカウンターが完成しましたが、実は今走れる状態の車がなかったりします。
ということで、次の作業は車の整備ということになります。
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